副業Webマーケターで月3万円から月50万円以上稼ぐ方法
Webマーケティングの副業で稼ぐことは可能ですが、副業で稼ぐ目標設定ができていないと、安く雇われる単純作業者になってしまいます。将来大きく稼げるスキルではあるので、自分がどのように活用したいかを意識してみることが大切です。
Webマーケティングの副業を始めるにあたって、実際どれくらい稼げるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
本業としても副業としてもWebマーケティングに携わった経験のある僕が下記ポイントを解説します。
月50万円以上稼ぐなんて胡散臭い、と思っている人もぜひ最後まで読んでみてください!
副業Webマーケターになる際のポイント
様々な事情や興味からWebマーケティングで副業をしようと考えている方も多いと思いますが、まず案件を探す前に気をつけていただきたいポイントがあります。
はじめから厳しい意見になりますが、1つずつ解説していきます!
転職or事業化を目指すかで受ける案件が異なる
1つ目のポイントは「転職or事業化を目指すかで受ける案件が異なる」という点です。
Webマーケティングの業務は多岐にわたるので、目指すポイントによって獲得していく案件が異なります。
転職を目指す場合、企業のマーケティング部署で発揮できるスキルを獲得していくために細かい運用スキルやテクニックを身につけていくような案件を受注していく必要があります。
また、事業化を目指す場合は収益構造を理解でき、どのように外注リソースを用いて事業を回しているかを学べる案件を獲得していく必要があります。
副業を始める段階ではあまり想定が難しいかもしれませんが、結局どうなりたいんだっけ?というところを改めて考えてみると、無駄な副業時間にならないのでおすすめです!
それぞれどのような案件を獲得すべきについては後ほど紹介します。
副業・未経験では厳しい案件もある
2つ目のポイントは「副業・未経験では厳しい案件もある」という点です。
どんな業界の案件でもそうですが、高単価の案件になると必ず業界経験や企業のマーケティング部署での実務経験が必要になってきます。
クラウドソーシング等で募集されている下記のような案件は未経験や副業にはキツいと言えるでしょう。
全体の運用方針に携わる案件は副業や未経験には時間や技術的な問題として厳しいと言えます。
まずは、各広告管理画面や分析画面の権限を一部付与してもらい、キーワードの調整やレポートの作成等の個別の作業を請け負う形の案件を探してみましょう。
単に小銭稼ぎをしたいなら別業界で副業すべき
3つ目のポイントは「単に小銭稼ぎをしたいなら別業界で副業すべき」という点です。
2つ目のポイントでも触れましたがWebマーケティング案件において、全体の運用や戦略に関わる部分に携われない場合、かなり時間単価としての収益額が低くなります。
将来的に転職や事業化で大きく稼ぎたいという目標があれば、Webマーケティング業界で副業することをおすすめします。ですが、特に転職もする気がなく、お小遣い程度になれば良いかな、ということであれば圧倒的に別業界の方が時間単価は高いので、別業界での副業をおすすめします。
Webマーケティング業界はわりとしんどいので、覚悟は必要ですねw
副業Webマーケターが最初に行うステップ
Webマーケティングの副業をするにあたって転職や事業化を目指すとしても、まず最初に行うステップとしては下記になります。
クラウドソーシングへの登録
まず、基本的な部分になりますが、副業として案件を登録していくためにクラウドソーシングサイトに登録しましょう。
基本的に本名はバレませんが副業がバレたくないという人はプロフィール名等はニックネームとかにしておきましょうw
案件を獲得するためにはなるべく多くのサイトに登録しておいた方が良いのですが、僕個人としてはあまり多過ぎても結局見れないので、3つくらいに絞って登録するのがいいと考えています。
僕もいまでも案件をとってきたりしていますが、クラウドワークスやランサーズ・ココナラがおすすめですね。
上記3サイトは案件の数が豊富で、副業ワーカーへの発注にも慣れている企業が多いのでおすすめです。
とりあえず登録しておいて損はないと思います。
基本的な用語の理解
カタカナや横文字は個人的には嫌いなのですが、どうしてもWebマーケティング業界はそのようなワードが多い業界となっています。
あまり複雑なものや知らないものは都度調べるという形で問題ないと思うのですが、以下のワードはさすがに知っておくべきかなと思います。
インプレッション(表示回数)
インプレッションは「表示回数」を指します。
広告や自然検索結果での表示回数を共有する際に、インプレッションと表現したりします。
クリック数・クリック率・クリック単価
クリック数・クリック率(CTR)は言葉の通りで、広告や自然検索結果でのクリック数およびクリック率を表現する際に使われます。
主にクリック率は「クリック数÷表示回数」で計算され、クリック率が低ければ広告タイトルや記事タイトルの見直し、キーワードとの一致度を確認するといった流れになります。
また、クリック単価(CPC)は1クリックあたりにかかる費用として用いられます。競合の広告出稿状況にもよるのですが、いかにCPCを下げて効率的にクリック数を確保できるかも重要な施策の1つになります。
コンバージョン数・コンバージョン率
コンバージョン(CV)とは「目標」のことでお問い合わせフォーム送信や商品の購入等が設定されます。
広告やサイト改善をする上でもかなり重要な指標となり、基本的にはこの数値を追っかけるためにマーケティング施策を行っていくことになります。
コンバージョン率(CVR)は「コンバージョン数÷訪問数」で計算され、広告の場合は「訪問数=クリック数」、GoogleAnalytics等でのアクセス解析においては「訪問数=セッション数」として表すことができます。
コンバージョン単価
コンバージョンと同様に重要な指標となるコンバージョン単価(CPA)はかけたコストに対して獲得できたコンバージョンの数で、「費用÷コンバージョン」で計算されます。
主に広告の費用対効果で用いられ、1コンバージョンの獲得費用をどれだけ下げていけるか、が基本的に目標になります。
試算やロジックの理解
案件に応募する際に重要になってくるのが「試算したりロジックを理解する」ことになります。
例えばクライアントが、いまより広告経由で「10CV」獲得したい。という要望を出してきた時に、どの数値があれば試算できると思いますか?
僕の場合「CVR」「CPC」「広告予算」を聞いたりします。
現状のCVRが1%であれば、CV10件増加のために1000クリックの上昇を目指す必要があります。
現状のCPCが¥100であれば、1000クリック獲得のために10万円の予算追加が求められますね。
そしてCV10件獲得のために広告予算を追加できるのか現状をヒアリングします。
上記のような試算をした時に「予算の追加が難しいとのことであれば、CPCを¥80、CVRを1.6%まで改善すれば現状の予算でもCV10件増加を目指すことができますね。では広告内容を改善していきましょう」といった形で提案をすることができます。
現状の数値を聞いた上で試算を行い、どこに改善目標を置いて施策を回していくのか提案できれば、発注側もかなり現実的な提案だと信頼してくれるでしょう。
最初は難しいかもしれませんが、スプレッドシート等を活用して試算をする癖をつけることができれば、案件獲得のハードルはぐっと下がるはずです。
副業Webマーケターから転職を目指す
クラウドソーシングで案件をとっていくイメージがついたら、実際に案件を探して応募していきましょう。
副業から転職を目指していく場合「広告運用・アクセス解析」といった案件がおすすめです。
副業におすすめな案件は「広告運用・アクセス解析」
広告運用・アクセス解析の案件で狙うべきは「個別の作業を依頼したい」案件です。
例えば、
といった案件です。
このような案件を受注することで、企業の広告管理画面やGoogleAnalyticsレポートへログインすることができ、様々なデータに触れることができます。
また広告予算の管理や重要な広告の変更に携わることもないので、リスクも低く実践経験を積むことが可能です。
単価としては時給¥1,000程度で収益としては少ないかもしれませんが、未経験から貴重な経験を積むことができるためオススメです。
最初はきついかもしれないですがその案件を経験したら「●●業界の広告運用サポート経験有」って言えるようになるので頑張りましょうw
副業時に意識すべきポイント
副業から転職する人が副業時に意識して欲しいポイントは2つあります。
広告やサイト改善におけるPDCAサイクルの回し方を習得する
案件によっては支持されたものをただ流し込む作業かもしれませんが、発注者に指示されたものでもどのようなPDCAサイクルを回しているのかはきちんとメモし、自身の知識としてインプットしましょう。
ただ作業者であっても、どのような仮説を立てて施策を実行したのかをノウハウとして取り込むことができれば、別の案件に提案する際にそのノウハウを紹介することができます。
施策とフィードバックの回数が多ければ多い程、経験値の高いWebマーケターとして成長していくことができますね!
成功や失敗に関わらず行った施策と結果を数値とメモで残す
Webマーケターの転職面接では、
「何か実施した施策で良い結果になった事例とか有りますか?」
と、必ずと言っていいほど聞かれます。
その際に提示できる事例を2〜3例持っておくことで、実績のあるWebマーケターとして評価されます。
「このように仮説を立て、このように施策を実施した結果、このように改善することができました」という事例を数値と共に話すことができれば完璧です。
転職面接を受ける際にどのような施策をやったかなんて、数値をなかなか引っ張ってくることができないのであらかじめメモをしておいた方が良いですよ。(僕はメモしてなくて苦労しましたw)
副業Webマーケターから事業化を目指すステップ
Webマーケティング副業から将来的に大きく稼ぐために事業の構築を目指す方は、「SEO(メディア)・SNS」運営の案件に応募することをおすすめします。
副業におすすめな案件は「SEO(メディア)・SNS」
メディアの運営やSNSの運営は広告の運用からは若干離れるのですが、Web上で集客して売り上げにつなげていくというWeb上のマーケティング施策には変わりありません。
例えば、
といった案件がありますね。
クラウドソーシングで外注先を探しているメディアやSNSアカウント運営は、外注リソースをうまく活用して、少ないコストで大量のコンテンツを生み出しています。
受注側としては低いコストで雇われるため「お金の為だけ」と考えて働くことは精神的にもしんどいですが、意識すべきポイントを知っておけば、将来自身が大きく稼ぐためのビジョンは描けるかと思います。
副業時に意識すべきポイント
Webマーケターが将来的に大きく稼ぐためには、自身でメディアやSNSアカウントを運用して、そこから直接アフィリエイト収益や案件獲得、商品販売につなげていく形になります。
そのため、このようなメディアやSNSアカウントがどのようなマニュアルや組織構造を整備して、運用を効率化しているのか学ぶことで将来自身で運営する際のマニュアルにすることができます。
もしメディアの運営やSNS運営における案件を獲得できたら、そのノウハウや収益構造を学べるように意識してみてください。
おまけ:副業Webマーケターの稼ぐ額
月3万円と月50万円を売り上げるためにはどのように稼働するイメージでしょうか?
まず、未経験副業の人が時給単価¥1,000で月3万円稼ぐには、単純に30時間の稼働が必要になります。
平日毎日1時間副業に充てることができれば、月3万円は余裕で稼ぐことができます。
運用系の案件だと毎日稼働があったりしますので、大体これくらいですね!
次に副業で月50万円以上を稼ぐためにはどうしたらよいでしょうか。
未経験から大規模なメディアを構築していくにはかなり時間がかかるので、取り組みやすいブログ運用での試算をしてみます。
月50万円売り上げると考えた場合、アフィリエイト単価が¥5,000だとして、月100件成約が発生すれば良いことになります。コンバージョン率が1.00%と想定すると、100件獲得のために月間10,000PV必要になりますね。
月間10,000PVを獲得していくために検索ボリュームのあるキーワードを選定して記事に落とし込んでいく、という流れになります。
記事の品質やキーワードのボリュームによって、何ヶ月で月間10,000PVでCVR1.00%を達成するかは上下しますが、このように数字を分解していくことで、「月50万円以上売り上げるにはこれくらいのPVが必要」という目標を作ることができますね。
結論:副業Webマーケターとして稼ぐことは可能!
Webマーケティングの副業で稼ぐことは目標設定がきちんとできていないと、低予算で稼働するただの作業者になってしまいます。
憧れの企業にマーケターとして転職したいのか、独立して大きく稼ぎたいのかを明確にすることによって、より副業に力を入れることができるのではないでしょうか。
少なくとも手抜きで稼げる業界ではないので、お気をつけくださいね!