Webマーケティング独学方法5選！副業・独立へのステップを徹底解説

Webマーケティングは専門的なスクールを受講することでスキルを得られますが、独学でも知識を取得することは可能です。

しかし、「独学は基礎的なことしか学べないのでは？」「就職できるほどスキルを身につけられるか不安」という方も少なくありません。

そこで本記事では、Webマーケティングを独学する方法や独学するメリット・デメリットを紹介していきます。

独学を経てフリーランスになるためにはどうしたら良いのかなどのステップもご紹介するため、Webマーケティングの世界で活躍したい方はぜひご覧ください。

Webマーケティングの独学法5選

Webマーケティングの分野で成功を収めるためには、知識やスキルを習得し、実践的な経験を積むことが不可欠です。

まずは、Webマーケティングを独学するための5つの効果的な方法をご紹介します。

自身のスキルや専門知識を高める一歩にお役立てください。

独学法①：本を読む

Webマーケティングに関する書籍は、基本から応用まで幅広い情報を提供しています。

そのため、効率よく学習を進めるためにもまずは自分のレベルに合った本を選びましょう。未経験者なら初心者向けの書籍を選ぶのがおすすめです。

また、専門用語の説明と分かりやすい表現で書かれた本を選ぶことも大切です。

マーケティングは略語やアルファベットが多用されがちなので、正確な知識を得るには専門用語を丁寧に解説した教材を選択しましょう。

独学法②：ネットで情報を得る

Web上には豊富な情報が溢れており、無料のブログやSNSなどからWebマーケティングを学ぶことができます。

例えば、Neil Patelのブログ（https://neilpatel.com/blog/）ではSEOやデジタル広告に関する実用的な情報を取得できます。

このような専門家が提供するオンラインリソースで、トレンドや最新のWebマーケティング手法の取得が可能です。ぜひ、インターネット上で検索してみてください。

独学法③：オンライン講座を活用する

近年は自宅で手軽に知識を習得し、スキルを向上させるための「MOOCs」（Massive Open Online Courses）が注目を集めています。

その中でもUdemyやCourseraなどのオンライン学習プラットフォームでは、Webマーケティングに特化したコースが充実しています。

例えば、GoogleアナリティクスやFacebook広告の基本から上級テクニックまでを網羅したコースがあり、これらのコースを受講することで最新かつ実践的なスキルを身につけることが可能です。

独学法④：セミナーやウェビナーを活用する

Web上で定期的に開催されるカンファレンスやセミナー（ウェビナー）に参加することで、業界の専門家から直接学ぶ機会を得ることもできます。

例えば、HubSpotはインバウンドマーケティングに関するウェビナーを開催しており、最新のトレンドやベストプラクティスについて学べます。

さらに、セミナーやウェビナーは業界仲間や同じ関心を持つ他のプロフェッショナルとのコネクションを築く場にもなります。

受講者と講師、または他の参加者とのネットワーキングは、今後のプロジェクトやビジネス機会を見つけるために非常に役立つこともあります。ぜひ積極的に参加しましょう。

独学法⑤：自分でブログを運営してみる

最も効果的な学びは「実践」から得られます。そのため、自分でWebサイトやブログを運営することもおすすめの独学法です。

自身が手掛けたWebサイトのマーケティング戦略を試行し改良することで、実践的なスキルを磨くことができます。

また、Webマーケティングの基本でもあるPDCAサイクルを回してみるのもおすすめです。

自身のWebサイト運営を通じ、コンテンツの制作からSEO戦略の構築まで、実務で活用できる知識やスキル身につけられるでしょう。

Webマーケティングを独学するメリットとデメリット

ここではWebマーケティングを独学するメリットとデメリットをそれぞれ2つずつ紹介します。

両方を把握することで、自身が独学に向いているかどうかの判断材料となるため、チェックしていきましょう。

独学するメリット①：費用がかからない

Webマーケティングに関する知識は書籍やブログなどの無料リソースから得られるため、独学なら学習に多額の費用をかける必要がありません。

独学するメリット②：隙間時間を活用できる

独学では自分のスケジュールに合わせて学習できるため、仕事やその他のコミットメントに合わせて学びたいときに学べます。

例えば、夜遅くや週末、休憩中など隙間時間を利用して自分のペースで取り組めます。

また、スクールでは一般的なカリキュラムに従わなければならない場合があり、特定の分野に特化して学べないことも多いですが、独学なら学ぶ分野も自由です。

独学するデメリット①：挫折する人が多い

独学の場合、自分で学習を進めるためモチベーションを維持することが求められますが、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

進捗が遅かったり難しいトピックに取り組んだりすると、学習を続ける意欲が低下することがあります。

また、他の仲間や講師とのコミュニケーションもほとんどないため、孤独感に襲われる方もいるでしょう。

そのため、独学では適切な計画やモチベーションの維持、質問への対処方法を確保しておくことが求められます。

独学するデメリット②：効率が悪い

独学は自身の理解度を試す機会が限られているため、学習プロセスの効率が悪いといわれやすいです。

あわせて、インターネット上には情報が氾濫しており、正確性に欠ける情報も存在します。

そのため、独学する方は信頼性の低い情報源から情報を得る可能性があり、誤った知識を習得するリスクもあります。

これらのデメリットを考慮に入れつつ、独学を選んだ方は計画的に学習を進め、信頼性の高い情報源の選択と必要なサポートを得る方法を模索しましょう。

Webマーケティングのフリーランスへの独立までステップ

Webマーケティングの分野は、自由なスケジュールと収入の可能性が広がるフリーランスとして独立するための魅力的な機会を提供しています。

しかし、この道のりは確実な計画とコミットメント力が必要です。

ここでは、Webマーケティングのフリーランスとして独立するまでのステップについて詳しく説明します。

フリーランス独立のステップ①：スキルの習得

Webマーケティングのフリーランスとして成功するためには、まず関連する次のようなスキルを習得する必要があります。

これらの知識は前述した通り独学でも習得できますし、Webマーケティングスクールへ通うことでスキルを取得することも可能です。

いずれにしても実践的な経験を積むことも不可欠で、スキルが十分でないと案件が獲得できずに収益化できません。

自分自身のWebサイトやプロジェクトを通じ、まずはスキルを習得しましょう。

フリーランス独立のステップ②：実績を積む

スキルを習得したら、次のステップは実績を積むことです。

これは、フリーランスとしての信頼性を高めるために重要なステップです。

初めは低料金でクライアントを探し、プロジェクトを完了させ、満足いく成果物を提供します。

その後、クライアントのフィードバックを受け、ポートフォリオを構築していきましょう。

実績を積むことでポートフォリオを充実させられ、クライアントからの信頼を築き期待値を高めることができます。

フリーランス独立のステップ③：フリーランスとして開業する

スキルの習得と実績の積み重ねが十分に進んだら、フリーランスとして正式に開業する準備を始めましょう。

最初に居住地の法律に基づいて、フリーランス事業を開始する前に届出が必要かどうかを確認してください。

一部の地域では、特定の事業に対して事前の許可や届出が必要です。

また、事業を法人として設立するか、個人事業主として活動するかによっても要件が異なります。法人として設立する場合、設立に関する法的手続きが必要です。

したがって、フリーランスとして開業する前に、あなたの居住地や事業の性質に適した法的要件を理解し、守るために必要な手続きを踏みましょう。

地元の税務署や市町村役場、または会計士に相談することもおすすめです。

フリーランスWebマーケターとして独立するメリット

Webマーケティング分野において、フリーランスとして独立する決断は、数多くの魅力的なメリットをもたらします。

ここからは、フリーランスWebマーケターとして独立することのメリットについて詳しく探求していきます。

フリーランス独立のメリット①：自由に仕事ができる

フリーランスの魅力の一つは、労働時間と場所が柔軟であることです。

企業の規則や固定の勤務時間に縛られず働き方の自由度が高いことは、大きな利点といえます。

クライアントやプロジェクトを選ぶ自由を持つことで、仕事とプライベートのバランスをとりやすくなります。

そのため、朝型や夜型といった方も自分の最も効率的な時間に仕事ができるだけでなく、通勤時間も削減でき、QOL（生活の質）を向上させられるでしょう。

フリーランス独立のメリット②：競合が少ない

フリーランスWebマーケターとして独立することには、競争の観点からもメリットがあります。

多くの企業は外部の専門家を求めており、適切なスキルと実績を持つフリーランサーは常に需要がある状態です。

また、クライアントはプロジェクトや事業内容によっては、フルタイムの従業員よりもフリーランスや業務委託を好むこともあります。

これはフリーランスにとって独自の市場を築くチャンスです。

そもそも、日本の企業文化として営業職や製造職のように直接的な売上拡大や技術スキルを重視してきた背景があり、まだまだマーケティング人材は市場に数が少ない状態です。

そのため、確かなマーケティングスキルを持つ人は需要が多く、たくさんの企業が必要としています。

Webマーケターは他のエンジニア職と比較しても高い単価でプロジェクトを獲得しやすく、長期的な取引も見込める有利な状況にあります。

フリーランス独立のメリット③：他の事業にもスキルが活かせる

フリーランスとしてのキャリアを構築する過程で獲得したスキルは、他の事業やプロジェクトにも活かせます。

そもそもWebマーケティングとは、製品やサービスを販売し、ビジネス目標を達成するための仕組みを構築する職種です。

その本質は有形無形を問わず、どんな分野の商品に対しても変わりません。

したがって、さまざまなプロジェクトを経験する中で、「自分でもこのようなサービスを立ち上げたい、商品を販売したい」といった起業の願望が生まれた場合でも、事業を立ち上げるためのロードマップを比較的容易に描ける利点があります。

このようにWebマーケティングの専門知識、デジタル広告のスキルやフリーランスとしての経験は、自身の成長とキャリアの多様性をサポートする重要な資産となります。

フリーランスWebマーケターとして独立するデメリット

フリーランスWebマーケターとして独立することは、多くの魅力的なメリットがある一方で、厄介な側面もあります。

そのため、フリーランスとして独立する道のりには慎重な検討と準備が必要です。

続いては、フリーランスとしての独立に伴うデメリットについてみていきましょう。

フリーランス独立のデメリット①：案件の獲得が難しい

企業の正社員であれば営業担当が案件を獲得してくれますが、フリーランスとなると自分で営業活動を行い、案件を探す必要があります。

しかし、望んでいた通りに案件を受注できない場合、収入が不安定になる可能性があります。

特に、初めてフリーランスとして活動する際は、実績が乏しいとクライアントへ自身の価値を示すことが難しく、案件の獲得に難航することが多いです。

このようにWebマーケターとしての独立は、クライアントやプロジェクトを獲得することが難しく、新しいクライアントを獲得するために時間とエネルギーを費やします。

独立直後はポートフォリオや実績が限られているため、信頼を築くまでの道のりは決して容易ではありません。

フリーランス独立のデメリット②：スケジュール管理が難しい

自由なスケジュールはメリットである一方で、デメリットとなることもあります。

例えば、案件管理が上手くいかず、受注が多すぎて業務を十分に処理できなくなるケースはよく起こります。

特に、マーケティング業務は作業量を正確に見積もりづらく、新たに独立したフリーランスのWebマーケターが案件の作業量を過小評価し、多くの案件を受けてしまうことがあります。

結果、納品遅延を起こしてしまい、クライアントからの信頼を失ってしまうケースも少なくありません。

スケジュール管理は完全に自己責任です。プロジェクトの締切やクライアントの期待に応えるためにも、時間を効率的に使うスキルが求められます。

フリーランス独立のデメリット③：情報の獲得が難しい

フリーランスWebマーケターとして独立する場合、業界の最新情報を把握し、トレンドに適応することが重要です。

Webマーケティングは急速に変化する分野であり、常に新しい技術や知識のトレンドが変わっています。

組織内に所属していれば上司や同僚と情報を共有する機会があるかもしれませんが、フリーランスとして活動する場合、自分から積極的に情報を収集しない限り、有益な情報は手に入りません。

しかし、情報収集に時間を割く余裕がないことがあるため、業界の変化に追随することが難しい場合もあります。

日々の競争が激化する中、フリーランスとして成功するためには市場動向を的確に把握することが非常に重要です。

WebサイトやSNS、そして各種セミナーなどを積極的に活用し、常に最新の情報とスキルを取得し続けましょう。

独立を目標にWebマーケティングの独学を始めよう

いかがでしたでしょうか。本記事ではWebマーケティングで独立を目指す方に向けて、独学の方法や独立のメリットとデメリットなどを解説してきました。

最後におさらいしてみましょう。

特にフリーランスのデメリットを見てしまうと立ち止まってしまうかもしれませんが、これこそ挑戦と成長の機会として受け止めるべきです。

Webマーケティングの知識と実績を習得し、フリーランスとしての独立を目指すことは、自己成長と新たなキャリアの幕開けです。

失敗や困難があってもそれが成功への道のりであることを忘れず、情熱と努力をもって独立への一歩を踏み出しましょう。

nig

webマーケター / フリーランス

広告代理店・ベンチャー企業のWEBマーケターを経て、フリーランスとして独立。プログラミングやWEBデザインのスクールに通うも、最終的にWEBマーケティングを専業とし、中小企業から上場企業の広告運用・SEO対策支援に従事。スクール運営やWEBマーケター採用(人事)の経験から「NEW WEB WORK」ではWEBのスキルを身につけたいへの情報発信・アドバイスを行なっている。